マイタケの魅力まるわかり!栄養・旬・保存方法徹底ガイド

かつては『幻のきのこ』と呼ばれるほど、天然ものは貴重だったマイタケ。独特の香りと歯ごたえ、うま味が魅力で、炒め物や鍋、炊き込みご飯など、幅広い料理で活躍する身近なきのこです。
現在、スーパーなどで一年を通して購入できるマイタケですが、実は国内には大きな産地があり、品種によって色や形、食感にも違いがあります。
さらに、マイタケは低カロリーでありながら、食物繊維やビタミンD、ビタミンB群などを含んでいます。

今回は、マイタケの栄養素から旬、新鮮なマイタケの選び方、保存方法、品種、簡単レシピまで、知っておきたい情報をまとめて紹介します。


※画像はすべてイメージです


マイタケに含まれる主な栄養素

マイタケは低カロリーながら、食物繊維やビタミン・ミネラル類を含む、毎日の食事に取り入れやすいきのこです。

●食物繊維:腸内環境を整える働きに関わる栄養素です。マイタケには不溶性食物繊維が多く含まれています。

●ビタミンD:カルシウムの吸収を助け、骨の健康維持に関わる栄養素です。マイタケは、きのこ類の中でもビタミンDを比較的多く含んでいます。

●ナイアシン(ビタミンB3):食べ物からエネルギーをつくる働きなどに関わるビタミンです。健康的な毎日を支える栄養素のひとつです。

●カリウム: 体内の余分なナトリウムの排出を助けるミネラルです。

●β-グルカン:きのこ類に含まれる食物繊維の一種です。マイタケにも含まれており、きのこならではの栄養成分として知られています。

香りやうまみを楽しみながら、さまざまな栄養素をとれるのがマイタケの魅力です。

マイタケの旬はいつ?

天然のマイタケは、主に秋に発生します。特に9月〜11月ごろは「マイタケの旬」として知られています。一方、現在スーパーで販売されているマイタケの多くは施設で栽培されているため、一年を通して購入できます。
農林水産省によると、マイタケは菌床による栽培方法が確立されてから生産量が増え、現在も安定した生産が行われています。

スーパーで安く買えるのはいつ?

マイタケは、10月から11月ごろに比較的安くなりやすいです。マイタケは施設栽培が普及しているため、一年を通してスーパーなどで購入できます。秋は天然マイタケが発生する季節でもあり、きのこをおいしく味わいたい時期のひとつです。店舗や地域によっては、秋に特売が行われることもあります。



日本国内で生産量の多い地域

➀新潟県:日本を代表するマイタケ産地のひとつで、特に魚沼地域などで生産が盛んです。豊富な水資源やきのこ栽培に適した環境を生かし、大規模な施設栽培が行われています。全国でもトップクラスの生産量を誇り、スーパーで見かけるマイタケの産地としても身近な地域です。

➁静岡県:新潟県に次ぐ主要なマイタケ産地のひとつです。施設で安定した生産が行われています。一年を通して品質のそろったマイタケを出荷できるよう、栽培環境が整えられています。

➂福岡県:九州を代表するマイタケ産地のひとつ。施設栽培により、安定した品質のマイタケを生産しています。九州地方の食卓にも新鮮なマイタケを届けています。





マイタケのちょこっと豆知識

➀「マイタケ」名前の由来: 「見つけると舞うほどうれしい」ことが名前の由来とされるマイタケ。ひらひらと広がった姿が蝶が舞っているように見えることから「舞茸」と呼ばれるようになったという説もあります。
昔は天然のマイタケが貴重だったため、見つけると喜びのあまり舞ってしまうほど価値のあるきのこだったともいわれています。

➁料理にうま味をプラス!:マイタケにはグルタミン酸などのアミノ酸も含まれています。肉や魚、だしなどと組み合わせることで、料理に豊かな風味を加えられます。

➂料理をおいしく仕上げるのにも役立つ!?:マイタケには、たんぱく質を分解する「プロテアーゼ」が含まれており、マイタケを肉と一緒に下処理することで、酵素の働きによって肉がやわらかくなりやすいとされています。
マイタケは、香りや食感を楽しめるだけでなく、料理をおいしく仕上げるのにも役立つ食材です。


新鮮なマイタケを選ぶコツ

◎ カサにハリがあり、肉厚なものを選ぶ
 →カサに厚みがあり、全体がぎゅっと密集しているものは、鮮度がよく食感もしっかりしています。

◎ 全体的に色つやがよく、みずみずしいか
 → 色つやがよく、表面が乾燥していないものがおすすめです。変色や乾燥が目立つものは避けましょう。

◎ 軸が白く、しっかりしているか
 → 軸が白く、ハリのあるものを選びましょう。茶色っぽく変色していたり、柔らかくなっているものは避けるのがおすすめです。

◎ カサがぎゅっとまとまっているか
 →カサがしっかりまとまり、身が締まっているものは、歯ごたえも楽しみやすいです。カサが大きく広がりすぎているものより、まとまりのあるものを選びましょう。

◎ パックの中に水滴がたまっていないか
 → パック内に水滴が多くたまっているものは、鮮度が落ちている場合があります。水分が少なく、きれいな状態のものを選びましょう




マイタケの適切な保存方法

【冷蔵保存】
 →購入後すぐに食べない場合は、できるだけ早めに冷蔵保存しましょう。
生のまま保存する場合は、乾燥を防ぐために新聞紙やキッチンペーパーで包み、ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存します。
食感や風味を保つため、2〜3日を目安に食べきるのがおすすめです。

【冷凍保存】
 →長期保存したい場合は、食べやすい大きさにほぐしてから冷凍するのがおすすめです。
水分をしっかり拭き取り、ジッパー付きの保存袋に入れて冷凍します。
使うときは解凍せず、そのまま加熱調理すると、食感や風味を保ちやすくなります。

★ポイント★
マイタケは水洗いしすぎると風味が落ちやすいため、汚れが気になる部分をキッチンペーパーなどで軽く拭く程度がおすすめです。





マイタケとほかのきのこの違い🍄

きのこには、マイタケのほかにも、しいたけ、しめじ、えのき、エリンギなど、さまざまな種類があります。それぞれ香りや食感、向いている料理が異なります。

◆マイタケ 香りが豊かで、歯ごたえのある食感が特徴。ほぐして使いやすい
→炒め物、天ぷら、鍋、炊き込みご飯、ホイル焼き

◆しいたけ 独特の香りとうま味があり、肉厚なものは食べ応えも楽しめる
→焼き物、煮物、鍋、天ぷら

◆ぶなしめじ クセが比較的少なく、ほどよい歯ごたえがある
→炒め物、鍋、味噌汁、パスタ

◆えのきたけ 細長く、シャキシャキとした食感が特徴
→鍋、汁物、炒め物、和え物

◆エリンギ 肉厚で弾力があり、コリコリとした食感を楽しめる
→炒め物、焼き物、ソテー、パスタ

このように、きのこは種類によって香りや食感、向いている料理が異なります。なかでもマイタケは、香りの豊かさと独特の歯ごたえを楽しめることが魅力。料理に香りや食感を加えたいときに、ぜひ取り入れてみたいきのこのひとつです。

マイタケの種類と特徴

🍄黒マイタケ:香りが強く、マイタケらしい風味をしっかり楽しめるのが特徴。歯ごたえがよく、炒め物や天ぷら、炊き込みご飯など、さまざまな料理に向いています。
加熱すると色が出やすいため、料理にマイタケの風味や色を加えたいときにもおすすめです。

🍄白マイタケ:色が料理に移りにくく、見た目をきれいに仕上げたい料理に向いています。
クセが比較的少なく、やさしい風味とシャキッとした食感を楽しめます。鍋料理や炒め物、スープなど、素材の色を生かしたい料理にもおすすめです。

包んで焼くだけ!忙しい日の夕食にもぴったり!

〈鮭とマイタケの簡単ホイル焼き〉

【材料】(2人分)
・ 生鮭:2切れ
・ マイタケ:1パック
・ 玉ねぎ:1/2個(薄切り)
・ バター:20g
・ 酒:大さじ1
・ 塩:少々
・ 粗びき黒こしょう:少々
・ ポン酢:適量

【作り方】
1.生鮭に塩、粗びき黒こしょうをふる。

2.マイタケを食べやすい大きさにほぐし、玉ねぎを薄切りにする。

3.アルミホイルに玉ねぎ、鮭、マイタケをのせ、バターを添えて酒をかける。

4.ホイルをしっかり包み、フライパンに並べて蓋をする。

5.弱めの中火で15分ほど蒸し焼きにし、鮭に火が通ったらポン酢をかけて完成。

【ポイント】
具材を包んで焼くだけなので、忙しい日にもおすすめです!仕上げにレモンや小ねぎを添えると、さらにおいしくいただけます。

マイタケの香りとうま味がご飯に広がる、秋の一品

〈秋のマイタケ炊き込みご飯〉

【材料】(2~3人分)
・ 米:2合
・ マイタケ:1パック
・ にんじん:1/3本(細切り)
・ 油揚げ:1枚(細切り)
・ しょうゆ:大さじ1
・ みりん:大さじ1
・ 酒:大さじ1
・ 和風だし:小さじ1

【作り方】
1.米を研ぎ、炊飯器に入れて2合の目盛りまで水を加える。

2.しょうゆ、みりん、酒、和風だしを加えて軽く混ぜる。

3.マイタケ、にんじん、油揚げをのせ、具材を混ぜずにそのまま炊飯する。

4.炊き上がったら、全体をさっくり混ぜて完成。



【ポイント】
マイタケは大きめにほぐすと、香りと食感をより楽しめます。秋らしく、きのこやごぼう、鶏肉などを加えて具だくさんにするのもおすすめです。

おわりに:秋の食卓に、香り豊かなマイタケを。

マイタケは、独特の香りと食感を楽しめるだけでなく、食物繊維やビタミンD、ビタミンB群、カリウムなどを含むきのこです。
現在は一年を通して購入できますが、秋はきのこがおいしい季節。特に9月〜11月ごろは、旬を意識して味わってみるのもおすすめです。
炒め物、鍋、汁物、炊き込みご飯など、さまざまな料理に使えるマイタケ。新鮮なものを選び、上手に保存して、毎日の食卓に取り入れてみてはいかがでしょうか。

参考資料:
▶JAグループ「キノコ類の一覧」


▶林野庁ホームページ「特用林産物の生産動向」



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