アスパラってすごい!毎日の食卓に取り入れたい、栄養とおいしさの魅力

春から初夏にかけて、スーパーでよく見かける「アスパラ」。実は、栄養価も高く、食卓で活躍する優秀な野菜です。この記事では、アスパラの栄養や旬、生産地、選び方、保存方法、など暮らしに役立つアスパラの豆知識をお届けします。


※画像はすべてイメージです


アスパラに含まれる主な栄養素

アスパラには体にうれしい栄養素がたっぷり含まれています。

●アスパラギン酸:疲労回復を助けるアミノ酸で、スタミナ維持に役立ちます。

● 葉酸:アスパラギン酸

●ビタミンC:抗酸化作用があり、肌の健康や免疫力アップに貢献します。

●ルチン:血管を丈夫にし、高血圧予防や動脈硬化予防に効果が期待されます。

●食物繊維: 腸内環境を整え、便秘の解消に役立ちます。

アスパラの旬はいつ?

アスパラの旬は4月〜6月です。春アスパラはやわらかく、甘みも強いため、シンプルな調理法でも美味しくいただけます。

スーパーで安く買えるのはいつ?

4月中旬〜5月下旬は各地で収穫が本格化するため、価格も落ち着き、買いやすくなります。
夏以降は輸入品が中心になるため、春先が狙い目です。



日本国内で生産量の多い地域


➀北海道:広大な土地を活かし、春から夏にかけて多く出荷されます。太くて食べごたえのあるアスパラが特徴です。

➁長野県:昼夜の寒暖差を利用して栽培され、甘みと香りが強いのが魅力です。

➂佐賀県: 西日本を代表する産地で、温暖な気候を生かして早期出荷が可能です。
(農林水産省2022年データより)


世界でアスパラの生産が多い国は?


➀中国:世界最大の生産国で、総量の7割以上を占めます。主に業務用や加工用に出荷されます。

➁ペルー:温暖な気候を活かし、通年生産が可能。特に輸出用の高品質アスパラで有名です。

➂メキシコ:北米向けの輸出が多く、グリーンアスパラを中心に安定した生産体制があります。
(FAO2021年統計データより)


新鮮なアスパラを選ぶコツ


◎切り口がみずみずしく、乾いていないものを選ぶ

◎穂先がキュッと締まっているものが新鮮

◎茎の太さがそろっていると調理しやすい

◎全体が鮮やかな緑色でハリのあるものがおすすめ



アスパラの適切な保存方法


アスパラは立てて保存すると鮮度が保てます。ペットボトルなどに立て、水を少し入れて冷蔵庫へ。

ラップで包んで冷蔵保存もOK。ただし、できるだけ早めに食べるのがベストです。

すぐ使わない場合は、硬めに下茹でして冷凍保存も可能です。

家庭菜園での育てやすさとコツ

多年草のため、植え付け初年度にはあまり収穫できませんが、手入れをすれば10年以上育て続けることも可能です。

育てやすさレベル:★★☆☆☆(中級)

◆必要な条件:
多年草のため、植え付け初年度にはあまり収穫できませんが、手入れをすれば10年以上育て続けることも可能です。

◆水やりのコツ:
乾燥に弱いため、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えましょう。特に夏場は朝晩の水やりが効果的です。

◆受粉:
アスパラは雌雄異株ですが、受粉を意識する必要はありません。若芽の部分を食べるので、収穫は花が咲く前に行います。

◆ 最適な植え付け時期:
苗は3月〜4月が植え付け適期です。収穫は2年目以降から本格化します。

人気のアスパラの品種(代表例)


●ウェルカム:日本で多く栽培されている品種。収量が多く、病気にも強いです。

●メリーワシントン:アメリカ発の品種で、肉厚で甘みがあります。

●スーパーウエルカム:ウェルカムの改良種で、さらに太く育ちやすくなっています。

●パープルアスパラガス: 甘みが強く、生でも食べられる紫色のアスパラ。加熱すると緑になります。

●ホワイトアスパラガス:遮光して育てるため白く、繊細な味わいです。缶詰などでも知られています。


簡単&おいしい!アスパラを使ったレシピ

◆春キャベツとベーコンのバター蒸し

【材料(2人分)】
・春キャベツ…1/4玉
・ベーコン…2〜3枚
・バター…10g
・塩・こしょう…少々

【作り方】
1.キャベツはざく切り、ベーコンは1cm幅に切ります。
2.フライパンにキャベツ、ベーコン、バターを入れ、ふたをして中火で蒸し焼きにします(約5分)。
3.しんなりしたらふたを外し、水分を飛ばしながら炒めて塩こしょうで味を調えます。
甘みのある春キャベツにバターのコクとベーコンのうま味が染みわたる、主菜にもなる一品です。

◆春キャベツとしらすのパスタ

【材料】
・春キャベツ…3〜4枚
・スパゲッティ…160g
・しらす…大さじ4
・にんにく…1片(みじん切り)
・オリーブオイル…大さじ2
・鷹の爪…少々(お好みで)
・醤油…小さじ1
・黒こしょう…少々

【作り方】
1.スパゲッティを表示時間より1分短く茹でます(塩を加える)。
2.キャベツはざく切りにし、茹で上がる30秒前に一緒に茹でます。
3.フライパンにオリーブオイル、にんにく、鷹の爪を入れて中火で香りを出します。
4.湯切りしたスパゲッティとキャベツ、しらすを加えて炒め、しょうゆで味を調えます。
5.黒こしょうをふって完成!
春キャベツの甘みとしらすの塩気がベストマッチ。春らしい爽やかな和風パスタです。


おわりに

アスパラは栄養豊富で、春の食卓に彩りを添えてくれる万能野菜です。おいしさのピークを逃さずに、選び方や保存法を工夫すれば、日々の料理がぐっと楽しくなります。

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