3Dプリントで作られた休憩所!?
~大阪・関西万博「森になる建築」~

公開日:2025年8月8日

 

大阪・関西万博 森になる建築 キービジュアル

※画像はすべてイメージです

 

2025年の大阪・関西万博で大注目の休憩所が、「森になる建築」
会場・西ゲート近くの太陽の広場に設置され、植物由来の生分解性樹脂を3Dプリントで成形。
会期後はゆっくりと土に還り、やがて緑が育って“森の一部”になっていきます。

 

1. 「森になる建築」ってなに?

 

森になる建築 外観イメージ

まんまるのドーム型で可愛らしい外観。3Dプリントでつくられているのですが、素材はすべて植物由来の生分解性樹脂

世界一普通の建物は壊すと基本的に廃棄物となりますが、この建築は万博終了後、自然に還って森の一部になる予定です。


役目を終えた建築は廃棄物にならず、時間をかけて自然の循環へ。サステナブル建築の象徴です。

2. なぜ“森になる”の?(サステナブルな理由)

 

生分解性素材と3Dプリント 生分解性素材と3Dプリント
  1. 木から生まれた植物由来の生分解性素材でできていて、時間をかけて自然に還る
  2. 壁に貼られた和紙には『植物の種』が入っていて、芽が出てツタや葉が建物を包み込む

建物そのものも“木の仲間”から作られているため、役目を終えても燃やす必要がなく、CO2を出さずに自然へバトンタッチできます。 しかも、種から育った植物が少しずつ建物を覆っていく様子はとってもドラマチック。 「この森は元々休憩所だった」とおう光景が見られるかもしれません。

万博が終わった後も、別の場所で使えるリユースの仕組みまで考えられていて、まさに未来型のやさしい建築。 自然と仲良く暮らすヒントが、ぎゅっと詰まった休憩所です。

3. 誕生までのストーリー

 

チャレンジの軌跡

森になる建築は、コロナ禍の渦中、小さな設計チームの「自然と共生する未来を形にしたい」という想いからスタートしました。材料も作り方も新しく、誰もやったことがないチャレンジだったため、失敗の連続。それでもだんだんと協力してくれる人が増え、一つ一つ課題を乗り越えて完成した建築です。

万博会期中、紙すきワークショップや、開発に携わった技術者の話が聞けるコミュニケーションタイムも6月に開催され、森になる建築を体感できる機会となりました。

まとめ|西ゲートを通る方は「森になる建築」をcheck♪

 

森になる建築紹介

場所

大阪・関西万博会場 西ゲート付近「太陽の広場」

おすすめ時間帯

朝は比較的空いていて撮影がしやすい。夕方はライトアップが入り、幻想的な写真が狙えます。

「森になる建築」は、大阪・関西万博のテーマを体感できる象徴的なスポット。
都市の中で自然とのつながりを再発見できるだけでなく、環境保護や生物多様性にも貢献します。まさに“未来型の休憩所”です。
“森になる未来”を想像してみませんか?

 


大阪・関西万博入場付きのツアーについては農協観光の各支店・エリアセンターへお問い合わせください。

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