夏の至福「桃」を極める!栄養・旬・失敗しない選び方完全ガイド

夏が近づくと、スーパーの店頭を華やかに彩るピンクの宝石「桃」。その芳醇な香りととろけるような甘さは、まさに至福の味わいですよね。
自分へのご褒美はもちろん、ご家族の健康や美容を支える果物としても、桃は非常に優秀な存在です。
今回は、そんな桃に含まれる驚きの栄養素から、一番美味しい「旬」の時期、失敗しない選び方まで、その魅力を詳しく解説!
この記事を読めば、今年の桃がもっと身近に、もっとおいしく感じられるはずです。


※画像はすべてイメージです



桃に含まれる主な栄養素

桃はとろけるような甘さの通り、糖質を主成分とする果物です。しかし、それだけではありません。ビタミンやカリウム、食物繊維(ペクチン)なども豊富に含まれており、美容や健康に嬉しい効果がたくさん期待できます。

🍑食物繊維(ペクチン):腸内環境を整えて便秘を解消する効果が期待できるほか、血糖値の急激な上昇を抑える。

🍑カリウム:体内の余分な塩分(ナトリウム)を排出する。むくみの解消や血圧の調整に役立つため、夏場の塩分摂取が気になる時期には積極的に摂りたい栄養素。

🍑 カテキン:ポリフェノールの一種。強い抗酸化作用を持ち、老化の原因となる活性酸素を除去する効果や、生活習慣病の予防に。

🍑 ビタミンC ビタミンE:コラーゲンの生成を助けるビタミンCと、「若返りのビタミン」とも呼ばれるビタミンEの相乗効果で、紫外線ダメージから肌を守るサポート。

🍑ナイアシン:エネルギー代謝を助け、皮膚や粘膜の健康を維持する。二日酔いの原因となる物質を分解するのを助ける働きもあるため、お酒を飲む機会が多い方にもおすすめ。

桃の旬はいつ?

桃の旬は6月下旬から9月上旬頃まで。品種によって時期が異なり、6月下旬から「早生(わせ)種」が始まり、7月〜8月に「中生(なかて)種」、8月下旬〜9月に「晩生(おくて)種」が登場します。
最も多くの品種が出回り、味が乗る最盛期は7月半ばから8月上旬にかけてです。

スーパーで安く買えるのはいつ?

狙い目は8月の中旬から下旬にかけて。
お盆の贈答用需要が落ち着いた直後は、流通量が安定している一方で需要が一時的に落ち着くため、スーパーの店頭で手頃な価格(家庭用パックなど)で並ぶことが多くなります。
また、この時期は「川中島白桃」などの大玉で食べ応えのある品種が安く手に入ることがあります。



日本国内で生産量の多い地域


➀山梨県:水はけの良い扇状地と日本トップクラスの日照時間を活かし、質・量ともに日本を代表する産地であり続けています。


➁福島県:盆地特有の夏の暑さが桃の糖度を最大限に引き出します。「あかつき」は、緻密な果肉と強い甘みが特徴。その品質の高さから、長年皇室に献上されており、まさに「福島の顔」とも言える果実です。

➂長野県:長野県は、標高が高く昼夜の寒暖差が激しい気候が特徴。この寒暖差が、色付きが良く、実の締まった濃厚な味わいの桃を育てます。


世界で桃の生産が多い国は?


➀中国:世界の生産量の半分以上を占める圧倒的な1位。桃の原産地でもあり、生食用だけでなく、缶詰などの加工用としても膨大な量が生産されています。

➁スペイン:ヨーロッパ最大の産地です。温暖な地中海性気候を利用して栽培されており、ヨーロッパ各国へ輸出されています。平たい形状の「平桃(バニョラス)」なども有名です。

➂トルコ:伝統的な産地であるイタリアを抜く勢いで成長しており、その恵まれた気候から生まれる高品質な桃は、中東やヨーロッパ市場でも高く評価されています。


新鮮でおいしい桃を選ぶコツ

◎左右対称でふっくらとした形をしている
 →形が歪んでおらず、中心の溝を境に左右がきれいにふくらんでいるものを選びましょう。

◎全体にうぶ毛がびっしりと生えている
 →新鮮な桃には細かい「うぶ毛」が均一に残っています。鮮度が落ちるとこの毛が抜けてツルツルしてきます。

◎色が濃く、白い斑点(果点)がある
 →全体が鮮やかに色づき、表面にそばかすのような白い斑点が出ているものは、太陽をたっぷり浴びて糖度が高まっている証拠。

◎香りが強い
 →パックの上からでも甘い芳醇な香りが漂ってくるものは、食べごろを迎えています。



桃を長持ちさせる!適切な保存方法

【常温保存】
 → 購入時にまだ硬い場合は、新聞紙やキッチンペーパーで優しく包み、風通しの良い涼しい場所で常温保存。追熟させることで甘みが増し、柔らかくなります。

【食べる2〜3時間前に冷やす】 
 →桃は冷やしすぎると甘みを感じにくくなってしまいます。食べる直前に冷蔵庫の野菜室に入れ、適度に冷やすのが一番美味しい食べ方。

【長期保存したい場合】
 →食べきれない場合は、乾燥しないようにラップでぴっちり包み、野菜室に入れる。それでも2〜3日以内には食べ切るのが理想。さらに長持ちさせたい場合は、コンポートに加工するのがおすすめです。



桃の豆知識


◆桃は「魔除け」のシンボル
古くから中国では、桃は邪気を払う「仙木(せんぼく)」とされてきました。日本でも「桃太郎」や「桃の節句(ひな祭り)」に桃が登場するのは、その魔除けの力にあやかるためです。

◆実はバラの親戚
桃は「バラ科モモ属」の植物。リンゴ、イチゴ、サクランボ、そしてアーモンドも同じバラ科の仲間です。

◆最も甘いのは「お尻」の部分桃は枝側よりも、先端(お尻側)の方が糖度が高くなります。切り分けるときは、甘さが均等になるよう縦に串切りにするのがおすすめです。

人気の桃品種(代表例)


🍑あかつき: 日本を代表する品種。果肉がしっかりしており、糖度が高く、日持ちも比較的良いのが特徴。

🍑 白鳳(はくほう):「桃の王様」とも呼ばれます。果汁が非常に多く、口の中でとろけるような食感と上品な甘さが魅力。

🍑川中島白桃(かわなかじまはくとう):大玉で知られる晩生種。果肉はやや硬めで締まっており、じっくりとした甘みが楽しめます。

🍑黄金桃(おうごんとう): 皮も果肉も黄色い桃。マンゴーのような濃厚な香りと、酸味と甘みのバランスが良いのが特徴。

🍑 清水白桃(しみずはくとう): 岡山県を代表する最高級品種。透き通るような白い肌と、とろけるような舌触り、高貴な香りが特徴。

ワインのお供や前菜にぴったり!桃を使ったレシピ①


桃とモッツァレラのカプレーゼ

【材料】
・ 桃:1玉
・ モッツァレラチーズ:1個
・ 生ハム:適量
・ オリーブオイル:大さじ1
・ 塩・黒胡椒:少々
・ レモン汁:小さじ1
・ バジル:あれば少々

【作り方】
➀桃を湯むき、またはナイフで皮を剥き、一口大のくし形に切る
➁モッツァレラチーズを手でちぎり、桃、生ハムと一緒に皿に盛り付ける。
➂オリーブオイル、塩、黒胡椒、レモン汁を混ぜ合わせたドレッシングを回しかける。
④ 仕上げにバジルを散らせば完成。





桃の甘みと生ハムの塩気が絶妙にマッチし、ワインのお供や夏の食卓の前菜にぴったりです!



ジュースにしてもおいしい!桃を使ったレシピ②


桃のコンポート

【材料】
・ 桃:2〜3個
・ 水:400ml
・ 砂糖:100g
・ レモン汁:大さじ1
・ 白ワイン:50ml(あれば。香りが良くなります)



【作り方】
① 桃は洗って、割れ目に沿ってナイフを入れ、半分に割って種を取る。
② 鍋に水、砂糖、レモン汁、白ワインを入れて火にかけ、砂糖を溶かす。
③ 沸騰したら桃を「皮を下にして」入れ、落とし蓋をして弱火で10〜15分ほど煮る。
④ 火を止め、そのまま冷ます。冷める過程で皮からきれいなピンク色が移ります。
⑤ 完全に冷めたら、手でつるんと皮を剥き、煮汁と一緒に冷蔵庫でしっかり冷やす。

皮を一緒に煮込むのが、きれいな薄ピンク色に仕上げるコツです。余った煮汁は炭酸水で割ってジュースにしても美味しいですよ!



おわりに:夏だけの贅沢!桃がくれる至福のひととき

桃は、その美味しさの中に驚くほどの栄養と、産地のこだわりが詰まった果物です。
今年の夏は、ぜひお気に入りの品種を見つけて、旬の味わいを堪能してみてくださいね🍑

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